乃「道重も下がれ。」

道「・・・・へい。」


道重は納得いかなそうだが下がっていった。


乃「2人で話したいこととは?」

???「その前に、俺の名前は後藤 晴己(ごとう はるき)だよ。晴己って呼んで?」

突然砕けた口調を遣いだした晴己。

乃「えっと・・・一之瀬 乃愛瑠です。」

晴「乃愛瑠ね!まあ知ってるけど!!てか敬語やめてってば!」

乃「う、うん。」



晴己の態度に今迄の緊張が解ける。


乃「ところでなんで急にこっちに?」


彼女でもいて結婚でも考えてるのかな?

態々来なくても私は最近知ったことなのに。

このままなかったことにはできなくて挨拶に来たとか?


晴「挨拶に来たの!」


やっぱりか!


乃「そっか!」

晴「?いいの?」

乃「へ?もちろん!」


笑顔で返せば晴己の顔はみるみる明るくなっていく。



きっと彼女さんのこと相当愛しているんだろうなぁ。