先輩、これでも嫉妬しませんか?





「いやいやいや、どう見たって美味しいとは言えないものをわざわざ買うわけがないじゃない。

金の無駄よ。」




そう言ってさっさとゴリゴリちゃんソーダ味を持ってレジに向かってしまった咲希。




「そんなぁっ!」



食べてみたら分かるのにっ!



たしかに私も最初は美味しいのか疑ったけど、実はこんなに美味しいのにっ!




分かってくれない咲希に、1人アイスコーナーで不貞腐れていると。




「あの、すみませんいいですか…って結愛!?」




なんだか聞きなれた声がした。




アイス売り場を塞いでいてしまったことに気づき振り向くと、




「あ、ごめんなさい…って遼平!?」




そこには夏休みなのに制服を着た遼平がいた。




「びっくりしたぁ、遼平、なんでここに?」




「いや、こっちこそびっくりしたわ。

今日部活だったからさ、帰り道にこのコンビニでよくアイス買って帰るんだ。」




「ああ、なるほど。」




だから制服。




「おう。

…ってお前、その手に持ってるものっ!」




突然目を見開く遼平。




「え?

ゴリゴリちゃんわさび味だけど、何よ。」




こいつまで咲希みたいにこの子を馬鹿にするのか!




こんなに美味しいのに!