先輩、これでも嫉妬しませんか?





そう、あの日…




***



あの日は夏の暑い日だった。



大事に取っておいたバレンタインに燎平からもらったチョコレート(賞味期限切れ)が溶けてしまい、気分は最悪。



心まで溶けてしまいそうだった。




でもまあ燎平だし、と割り切り3分後には忘れ。




「もしもし咲希ー、チョコ溶けたー、アイス食べに行こー」



律儀にチョコの訃報を知らせ、それからデートのお誘いをした。



「はあ!?

チョコってあんたそれいつのよ!?

溶けてよかったわ!

いやいっそのこと食って腹壊した方が…


まあいいわ。

アイス?

なんでこんな暑い日にわざわざ外に出なきゃなんないのよ。

こっちは冷房で涼んでて幸せなのに。」




「行かないのー?」



「行くわよっ!」



なんだかんだ付いてきてくれる咲希ちゃん。



好きだ。