「ああ!文化祭!」
そうだよ、そうだった。
怜先輩のことばっかり考えてたから忘れてた。
「でも、何で文化祭が怜先輩を妬かせるチャンスなの?」
そう聞くと、よくぞ聞いてくれました!というようにニヤッとする咲希。
その顔怖いよ。
「文化祭といえば!
学校中が大盛り上がりになるイベントがあるでしょう!
それを使うのよ!」
学校中が大盛り上がりになるイベント…
「はっ、校長先生の腹踊り!」
「違う!あんなの見苦しいだけ!」
ひ、ひどい、確かに去年学校見学で見に来た時ちょっと気持ち悪いなぁって思ったけど、校長先生は一生懸命踊ってるんだから!
「あんな気持ち悪いもののせいで悲鳴が飛び交うものじゃなくて、黄色い歓声が飛び交うイベントよ!」
「…ああ、そういうこと。」
どうやら燎平は理解したようだ。
ま、また私だけ分かんないの!?
そ、そんな、燎平に負けるなんて…!
でもほんとに分からない!

