「えーと…9月6日です、咲希様。」
夏休みよ戻って来いっていう時期だね。
夏休みの最初の方までは怜先輩も優しかったんだけどなぁ。
私、夏休み中に怜先輩に何かしちゃったのかな。
それなら、言って欲しかった。
何も知らないでこんな事になるのは、一番悲しい。
「そうね、9月6日ね。
…結愛?どうかした?」
怜先輩のことを考えて暗い気持ちになっていると、それを咲希に見破られてしまった。
「あ、ううん、何でもないよ!
それで、どうして今日が何日かなんて聞いたの?」
「そう、ならいいけど…
日にちを聞いたのは、10日後に何があるか気づいて欲しかったからよ。」
「……10日後?」
何かあったっけ。
9月16日だよね?
少し考えてはっとした顔をする燎平。
どうやら何があるか気づいたみたいだ。
私は……ダメだ。何も思い浮かばない。
「ごめん咲希。
何かあったっけ。」
「あ、あんた、忘れてるの!?
高校の一大イベントなのに… 。
文化祭よ文化祭!
リア充が増える文化祭!」
般若のような顔で詰め寄って来る咲希。

