「よしっ！
そうと決まれば、早速怜先輩のところに行ってイチャイチャしよう！」
「おー」
何ともゆるい燎平の言葉を背に、いざ怜先輩の教室へ……！
｢ってちょっと待ったぁぁぁっ！｣
｢な、何？咲希。｣
せっかく心を決めたというのに、ストップをかけてくる咲希。
｢わざわざ教室に行かなくてもねぇ、怜先輩を妬かせるチャンスはあるのよ！ふふふふっ…｣
｢怜先輩を、妬かせるチャンス……？
てか咲希、何その笑い方。怖いよ。悪い魔女みたい。｣
｢おお、咲希にぴったりじゃねえか。｣
私の言葉に同意する燎平。
だよね。ぴったりだよね。
｢黙らっしゃい。そんなこと言ってると教えてあげないわよ。｣
それはいけないっ！
