「も、もう。

しょうがないじゃない、分からないんだから。

だから早く教えてよ、相手が誰なのか。」



「はあ。

…結愛はさぁ、男友達が全然いないよなぁ?」



「う、うん。」



相手を教えてくれるのかと思いきや、突然話を始めた燎平。



「でもさ、一人だけ、いるよな?

いつも一緒にいる同じクラスの男友達。」



「え?そんな人…」



ん?あれ?れれれ?



まさか……



「ま、まさか、燎平…?」



「正解ー。」



ニヤッと笑って言った燎平。



「え、えぇぇぇぇぇ!?」