「あー、うるさいうるさい。
それで?どうすれば怜先輩が嫉妬するかって?」
「う、うん。
大体、冷静になって考えてみれば、好きだから嫉妬するのであって、私のことなんて好きじゃない怜先輩がやきもちなんて妬くわけないのよ。
ということでその作戦は無効なわけで。
ん?あれ、でも、嫉妬させたら好きになってくれるってこと?
あれ、でも好きじゃないと嫉妬しないんだからそれは違うのかな…?」
「…あーもう!うっさいわね!
決めたなら貫きなさい!
やってみないと分からないでしょう!?」
「ほんとになぁ、お前やっぱそういう所は馬鹿だよ。
勉強出来てもこういうことに関しては俺の方が優れてるな?」