縛られし者





何がお気に召したのかは知らないが、どうやら教えてくれるらしい。



「そう言えば、お前の部屋に入るのは初めてだな。」

「そうですか?あぁ、そうでしたね。用事は全て一条聖斗先生のお部屋で済ませていましたしね。」

「お前が勝手に入って来てただけなんだけどな。」

「そんなことよりもソファーへどうぞ。」



客室らしき部屋に入り、促されてソファーに座る。



「あぁ、茶はいらねぇから。」

「そうですか?ではお話しましょうか。」



そう言って、俺の隣に座った紫雨。



……………いや、何で俺の隣?



「紫雨、ソファーなら向かいにもあるだろ。何でわざわざ俺の隣に………。」

「一つの写真を見ながら説明するのでしたら、隣同士の方がいいかと思いまして。」

「………そうか。」