お風呂は予想以上に大きかった。一般家庭の5倍くらいはあるんじゃないかな…。浴槽にも綺麗な赤い薔薇がいくつも浮いていた。

…オシャレ。

「気に入ってくれたみたいでよかった。」
腰に白いタオルを巻いた響夜が私を椅子に座らせた。
…私は素っ裸だけどね…

「俺が髪洗ってあげるから、目、つぶっててね。」