狂った彼に花束を

べチンっ!!

「きゃぁっ!」

私の背中がなにかに叩かれたようにジンジンと痛んだ。
振り返ると、男は真っ黒の鞭を右手で持っていた。

そ、そんな…

「まだ、言えないの…?」