「よくできました。」

男は私の顎から手を離し、足枷を器用に外していく。

ガチャンっ!
足枷が外れた!

「行っておいで。」
男は私の頭を撫で、にこりと微笑む。
私はその手を振り払うことなく、頷くこともせず、お手洗いに向かった。