狂った彼に花束を

「な、なにしてるんですか…?」

「んー。楽しいこと。片足出してみて。」

男は私をベッドの上に座らせ、片足を出すように言った。

「い、いや…」

小さく震えた声だった。

「出せよ。」
低く、ドスの効いた声が私の耳を通る。