狂った彼に花束を

私は窓から身を乗り出した。
上手く行けば、木に飛び移れるかもしれない。
あっちのドアから出ればブザーがなるし…仕方ないよね…出してくれそうになかったし…

こうなったら仕方ない。

「何してるの?」

背後から響く淡白な声。
やばい、早くしないと…でも…正直、怖い!