座ったものの全く動く気配がない那くんと、動きたくても緊張で動けない私。
「ふ、那くん?」
「幸」
「〜〜っな、なんでしょう……」
耳に掛かる那くんの吐息にドキドキが止まらない。
どうしよう……心臓が今にも壊れちゃいそう…っ。
大好きな那くんにしばらく会えなかったから? 久しぶりに会った那くんがいつもよりカッコ良く見えたから?
どれも当てはまってしまう。
いつだって那くんはカッコイイし、2日会えないだけで本当はすっごくすっごく寂しい……。
私だけなのかなって思ってたけど、きっと那くんも同じように思ってくれてたんだよね…?
「幸……」
「ふっ、那くんっ、私…」
「うん、どうした?」
「ふ、那くんが好き過ぎて……っし、死んじゃいそうです……」
ドキドキし過ぎで死にそう。
好き過ぎて死にそう。
とにかく、那くんに殺されそうだよ…。


