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「いらっしゃい、那!」
「……お世話になります恵さん、逞さん」
「……いらっしゃい、那くん」
「よく来たな、那」
1週間後の土曜日。約束通り那くんが家に来た。
なんだか夢見たい……色々な意味で…。
思わず白目を剥いてしまいそうになるのを堪えながら、那くんを部屋に案内する。
「……なんか悪ぃな…」
「えっ、どうして那くんが謝るの?」
いきなり謝ってくる那くんに驚きながら尋ねると、
「俺の両親が海外転勤になったりしなけりゃ……」
そう言って沈んでいく那くん。
だけどどう考えても悪いのは私の両親なわけで。
「那くんが落ち込む事なんて全然ないよ! むしろお母さんが毎度毎度ごめんね…?」
「いや、恵さんが同居の話持ちかけてくれたお陰で幸と一緒の時間が増えるわけだし、感謝してるよ」
「………那くんっ!!」


