暗闇から今度は見たことがある風景が目の前に広がった。
私の……家?
でも、こんなに物を置いてなかった気が………。
ガチャ。
ドアの開く音がした方を見る。
「お?起きたか」
え?
なんで?
「よく寝れたか?腹は?減った?」
「か……なめ?」
「ん?」
なにかあったか?体調悪いか?とでも言いたげな顔をして首を傾げている。
「な、んで?」
なんでかなめが?
どういうこと?
それに………。
「ここ、は?」
「あー、ここ? 俺の家」
「えーっと………なるほど?だいたい理解した」
私は起きたばかりの頭をたたき起こして昨日の記憶を探る。
昨日、私を人質にとり白虎を青龍の倉庫に呼んだ。
その後、私は白虎に助けられた?
それで?
なんで、かなめの家?
「答え合わせ、するか?」
ニカッと笑いながらいうかなめの顔には、私の考えてることがバレてると書いてあった。
だから、お腹に一発入れておく。
