グフッ。
「ふっ、だな」
棒を交わしてそのまま突っ込んでくる顔を後ろから殴る。
ドカッ。
「これっ!邪魔だね♪」
棒を足でへし折り脇腹を殴る。
ボキッ。
相手の骨を折った時の音が倉庫に響く。
「あぁ、すっげー邪魔。だけど、そうでもしてもらわないとっ!
……うっとー、あっぶね。こっちが戦ってる気になれないからっ!」
棒を振り下ろされる前に相手に突っ込んでそのまま腹の溝の部分に拳を入れる。
ガハッ。
「相変わらずだな、彗」
俺たちは、会話しながら下っ端たちを殴り続けること10分。
「か、なめ……?」
下っ端を倒し終わった当たりだった。
下っ端どもは、お腹を抱えて苦痛に顔を歪めてるヤツや、あばら骨を折られ気絶してるやつ。
殴られた衝撃でそこらにあるドラム缶やら硬い何かにぶつかって意識を飛ばしてるやつ、溝落ちされて伸びてるやつ。
様々だけど運がいいもんだねー、青龍も。
病院送りのヤツらが見ただけでざっと35弱ぐらいだな。
