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オレンジ色の光が教室を照らすように差し込み、太陽は疲れてしまった疲労を癒されに行くように沈んで行く中、俺らのクラスは盛り上がっていた。
全ての発表が終わり、今は帰りのHRをする為に戻ってきたばかりという時だ。
俺らの発表は大成功で終わった。他のクラスに負けない盛り上げようを見せつけ、今年のクラス発表の二年の部では二年A組が一番だろうという噂が絶えず、皆一位になった気でいた。


「はいはい!!皆!一旦落ち着いて!帰りたくないの〜?」


津地先生の一言で皆は徐々にテンションを落としていき、ニヤニヤしながらも静かにした。


「はい、じゃあHRやるよ。え〜....取り敢えず皆さん。今日の発表とても良かったです。他の生徒もね?とても盛り上がってて、いい雰囲気だよ。皆お疲れ様。」


その言葉と共にクラス内で盛大な拍手が出てきて、俺は不意打ちを食らってびくっと身体が飛び跳ねた。


「じゃあ、真面目な話に戻りますよ?じゃあ明日の日程だけども....」


津地先生が話し始めると、俺は肩を叩かれ不意にそっちを向いた。すると敦がめちゃくちゃ嬉しそうな顔をしてこちらを見ていた。右手にはノートの切れ端を持っていた。