彼らと仲が良かった友人からすると、彼らは会議室へ呼ばれ、何十枚とある写真を前に出された。それらは全て虐めていた現場の写真。だが、中にはやっていないものがあった。その写真は他のいじめとは違い、拷問に近い写真。彼らにはこれは作られた写真だと分かっていた。
だが、何も言えなかった。彼らはそこで飲酒や煙草、微量ながらも薬物も保管されていた。だから、彼らは何も言えず、処分は"度をすぎたいじめ"と言うことで退学になり、裁判までの自体になった。
そして退学処分を食らって、自宅待機になっている間に家に送られてきた手紙には"当然の報い"と"チクったら分かるよな?"とだけ書かれていた。しかも、とても綺麗な字で。
青山がどんな方法を取ったにしろ、青山に何かしたら、既に持っている証拠或いは、これから何か自分に不都合の事をされるのではないかと皆恐れていた。
だからムカつく態度を取っても、皆我慢するようにはしていた。
「それとも本澤君。昨日久しぶりに登校した矢野さん見て、とても嬉しそうにしてたよね。もしかして好きなの?好きな人の目の前ではカッコつけたがるって言うけど、もしかしてそれか?」
青山は敦のデリケートゾーンへ入り込んでしまった。明らかに敦の表情が変わった。この会話は里沙には分からないが、吉永には確定で聞こえている。



