「よぉ西条...元気そうだな。電話掛けたのによこさないなんて....俺ぁ心配で不安だったんだぞぉ〜?」
「悪いな。色々とこっちは忙しかったんだクソッタレ...」
「フフ..お前らしいな。こんな状況なのに冗談吐けるとはなぁ。」
そう言いながら青山は散弾銃に弾を装弾した。
「なぁ西条、お前....俺に聞いてきたよな?「何で加奈を毛嫌いしているか」ってな。」
「...なんで今頃そんなことを....」
「まぁ聞けって。お前の最後の土産話になるんだぜ?何も分からず仕舞いで死ぬのは嫌だろ?」
青山は装弾し終わると、血に染まっている散弾銃を撫でながら話した。
「俺は警察官になりたかった。だが、俺はどうしても勉強が昔から出来ないやつだったんだよ。どんなに頑張ろうとしても途中でやる気を無くし、テストでは最悪。
んで、親父に叱られる。そんな繰り返し。
だが、高校に入ってからは本気で変わろうとした。だから俺は必死に机に向かった。大好きなプラモデル作りやテレビゲームを封印してな。
結果、俺は学校....いや、県内で上位の成績を収められた。」
「は?それの何処が加奈と関係してんだよ。」
「あいつは...何もしてない。覚えることが苦手な俺は、休み時間も大体は机に向かう。だが、アイツは読書ばかり。授業以外はノートさえ開かない。その上、宿題も忘れることも少々。



