恐怖の渦の中


「!本当ですか?でも...一体どこに?周りには人っ子一人もいないんですけど....」


「近くに黒いワゴン車はないかい?」


俺は周りを見渡して黒いワゴン車を探した。
そして、それを見つけるのにそう時間は要らなかった。

公園の入り口付近に四灯を付けて停めてある黒いワゴン車が目に映った。


「あっ!ありました。多分あれですかね?四灯を付けて停まってる....」


「後、黒いカーテンを掛けていて、中を見えなくしているらしいが分かるかい?」


俺は目を凝らして見たが、全体的に黒い為あまり判断がつかなかった。


「どう...ですかね?あんましよく分からないんですけど....」


「もっと目を凝らして確認してくれ。ここでもし別の場所に警察がいたなんて事になったら終わりだ。」


「...分かりました。」


俺は和一先生の言われるがままに、少しづつ近付きながら目を凝らした。
すると、ボディと窓の黒の僅かな違いに気付くようになり、やがてカーテンがかかっている事も確認できた。


「あっ!もしもし和一先生?わかりま」


俺は和一先生に報告しようとすると、裏首筋に強烈な衝撃を受けた。
何かで思いっ切り殴られた、殴られた部分がとても熱くて痛い、それを一瞬で理解した。