恐怖の渦の中


「いや...何が起こってんですか?」



「........潤平君がクラスメイトを殺している。」


「へ?」


俺は和一先生が一体何を言っているのか分からなかった。あの人を守りたいと、助けたいと思っていたアイツがそんな事をするわけが無いと確信していたからだ。


「その電話でかかったやつを教室へ呼び出して、どこで手に入れたか分からない銃で一気にぶっぱなした。職員室まで聞こえる爆音だった。
発砲音と壁とかの傷を見る限り、散弾銃だろう。

駆け付けて教室へ行ったら死体の山....アイツは...恐らくアイツの呪いがかかる奴は皆殺しにするつもりだ!」


俺はただ無言で聞いた。いや、言葉が出なかったのだ。


「今、電話に出なかった奴を殺しに向かってる!恐らく、君達のこともすぐに嗅ぎつけるだろう....」


「な、なんでそんな細かい事まで知ってるんですか!?アナタは第三者ですよね?嘘に決まってる!!」


「いいや、嘘じゃない。栄治君の担任、津地先生から聞いたんだ。「急に呼び出されて、出来れば皆の住所を知りたいって言われて、今から少し抜けてきますね」って。そしたらこれだ。

なぁ、潤平君に何があった!?何でこんなことを...」