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題名:"人喰い"実験開始
〇月▷日
まず、"人喰い"の実験の概要を話そう。
当実験の目的は人間の真理を知ることである。他の生物を知る前にまず己のことを知っておくことが重要であるが故に、それを知る為に行われるものである。
当実験は同種喰らい。カマキリは子供を産むためにオスを食い殺すが、人間も適応さえすればそれが出来るのか、同種喰らいを行ってメリットとデメリットを考察するための実験。
この世界には食人族というものが存在するが、彼らは決して人の肉"だけ"を食べている訳では無い。そういった意味で、人"だけ"を食べる存在は一体どのようになっていくのか、それも検証の中の一つである。
当実験の被験者は組織から送られた産まれたばかりの赤ん坊、五人が被験者である。
この赤ん坊達には新鮮な人肉や血しか与えず、その成長を取るもの。
早速組織から送られた新鮮な死体を用いて、赤ん坊に血と柔らかい内蔵を混ぜ合わせた飲み物を与えてみる。
赤ん坊は拒絶反応を起こし、すぐに吐き出してしまうが、胃袋に入れるまで食わせ続ける。とても辛抱がいる実験だ。



