「粉状って....そんなの何のために....自然でそうなるものでもないでしょ?」
「あぁ。だからこれは意図的にだ。動機はわからんが、白骨死体はこんな風に粉状になって処理されてる。つまり、ここの白骨死体はまだ処理されていない最新の白骨死体だ。
それにこの白骨死体もおかしい。どれもこれも頭のてっぺん辺りが壊れている。だから、この白骨死体を出した奴はいずれにしろ頭に何か用があるな。
あとこの白骨死体これも六年間のものじゃない。もし、本当に六年間の白骨死体ならもっと酷くなってる、或いはもう乾燥しきって形を作れない。
これも充分酷いが、六年間のものでは無いのは明らかにない。」
俺達は吐き気をようやく抑えて、ゴクッと唾を飲み込む。野宮さんのような人がいるととても心強いが、よりこの状況のヤバさが実感として感じられた。
「じゃあまだこの白骨死体の処理とか、死体調達もやってるってことっすよね?」
「そうだね。どんな奴か知らないが、この頭を狙ったような死体、今回の事件に関係あるのは確かだな....」
青山ももう慣れたのか、野宮さんと肩を並べて話をしていた。
俺はまだ行ける程になっていないし、流石に後ろはあまり振り返っては悪い気がするので、ただ二人が話をしている背景に映る死体を見るしか出来なかった。



