恐怖の渦の中


人生の大きな二択を迫られている感じがして、俺は頭がパンクするほど考えた。


「...絶対に一人で突っ走んなよ?んで、絶対に自分が死んでもいいなんて思うんじゃねぇぞ?」


俺が低いトーンで伝えると、敦は表情を変えずに即答した。


「当たり前だ。俺だって死にたい訳じゃないからな。」


俺はまるで鉛のように重い吐息を吐いた。これで良かったのか、自分の選択が間違っていないのかどうかで、押し潰されそうに思えた。
だが、こんな時に落ち込んでいてはいけないのは重々承知でもある。

俺は闇住人にお願いし、ワゴン車に乗り込み、全員で泉岡山へ車を走らせた。