その人物は歩いてくると、俺の目の前まで来て立ち止まった。
そいつは....敦だった。
「あ...敦....」
「よう栄治。久しぶりだな、こうして外で会うのはよ。」
「お前....なんでここに?」
俺は頭が真っ白で、ハテナで埋め尽くされていた。そんな俺を見透かすような目をしながら、敦は淡々と説明した。
「青山が昨日家に来てな、色んなことを教えてもらったよ。女の人、理沙ちゃんと笹委員長と月璃で...今は長富か?全部聞いた。
本当は....お前の口から聞きたかったけどな。」
「んなこと言ったって...お前、結構堪えたと思ったからよ....流石にあれ以上....」
「あぁ、確かにあれ以来一人の時間がすごい増えてな。頭と心を整理する時間が作れた。
そんな時に青山からこの話を聞いて俺は何をしてたんだって思ったんだ。」
青山は下を向き、自分の胸に言いながらも俺に説明してくれていた。
俺は黙ってその話に集中した。
「後悔したよ。俺が理沙ちゃんの死で崩れてた時に、お前がどれほど頑張っていたか。んで、逆に俺は何をすべきかと考えたんだ。
...答えは出した。だから俺は今ここにいる。」
「....お前のやるべき事ってなんだ?」



