恐怖の渦の中


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チクタクと針が進む音が大きく聞こえるほどの静寂、そんな環境に俺の部屋はなっていた。
俺はベットに仰向けで寝ていて、天井から目線を逸らさないまま頭の中で考え事をしていた。

明日の屋敷がもし収穫がないとしたら、本当に堪えるしか方法がないのだろう。闇住人はまだ女の人の潜伏期間とそれが終わった時にはまだ直面していない。だが、一方で和一先生は直面したものの、堪えて乗り切った。
だから、屋敷での収穫が無かったとしたら、和一先生は信じたくないが、それしかないと思っている。

闇住人の対象期間は俺達と違って何故か年数だが、消える時と潜伏期間は俺達の場合の一週間を年数にすれば全てガッチリと合う。
つまり闇住人は一年かもしくは最低でも一ヶ月は理沙と千恵が恐怖のドン底に落ちてしまった、あの女の人の攻撃に立ち向かわないといけない。

対象者になったことの無い俺でも闇住人がそんな長い期間耐えられる訳がないのは察している。
闇住人は自覚していないが、闇住人にとって、長富にとって、俺達にとって屋敷への突入は想像以上に重要である事が感じられた。


重要な日が決まってるからこそ、今は落ち着いていた。今までは千恵の状況や女の人がどう動くのか分からなく、心配でしょうがなかった。