....だけど、僕には酷いトラウマが植え付けられてて、立ち向かうことは出来ない。学生の君達に任せるのは変な気分だが....よろしく頼んだよ?僕の代わりにこの連鎖を終わらせてくれ。」
闇住人は逆に俺達に頭を下げた。拳を作り、悔しそうに眉間にシワを寄せていた。
自分がやりたいのに出来ない悔しさ、女の人の呪いを生み出してしまった後悔が俺にはヒシヒシと伝わってきた。
だからこそ、やらなければならないと思った。
「分かりました。それじゃあ教えて下さい。女の人の呪いの原点、屋敷の場所を....」
「うん...屋敷の場所は近くてね、君たちが巻き込まれたのもこのせいだろう....
屋敷は泉岡山にある。」
「泉岡山....この近くにあるあの泉岡山ですか?」
闇住人はゆっくりと頷いた。まさか例の屋敷がこんなに近い所に存在するとは思えなかった。
泉岡山、他の山より標高は同じくらいだが、山自体大きく、結構面積をとっていることでも有名。山の中心部に大きなクレーターがあり、そこに水が大量に溜まって昔話に出てくる泉のようっという所からその名になったと言われている。
だが、俺の印象は噴火寸前の火山という印象だった。
そしてここで青山が口を開く。俺が言った約束は早々に破られたが、青山が口を開くのは一つ一つ意味があると信頼もしていた。
「だけど、俺が休日の時に行った時はそんなのありませんでしたよ?まさか地面の下なんかじゃないですよね?」



