恐怖の渦の中


僕は確信したんだ。女の人に関わった人は見えるようになって、その後耐えられなかったら殺される、あるいは自分で命を絶つってことにね。

僕は少しでもいいから改善策を考えて、対象者を助けようとも思った。だから、僕は番組にこの話を提供したし、闇サイトとかオカルトの方にも話を流したりしたんだ。

これが、僕の身に起きたことだ。もう隠し事なんてしてない...これが全てだ。」


闇住人は言い切った。"これが全てだ"っと....だが、俺にとってはまだある筈だと感じている。その要因はすぐに分かっているが、それは決して聞けないことだと直感で分かった。

すると、加奈が自信なさげに手を挙げた。加奈が手を挙げたということは無駄な質問はしないと分かっていたし、絶対に聞いてはならないことを聞こうとしているということを感じた。


「あ、あの....少ししつ」


「す、すいません!少しの間僕ら席を外してもいいですか!?ちょっと自分なりに色々とまとめたいし、質問するならまとめておきたいんです!」


少々手荒な事をしてしまい、変に思われると思ってドキドキした。闇住人は目を見開いて驚くが、何とか了承してくれた。

俺達は闇住人一人を残して、全員がカフェの外へ出た。