「そこからは地獄だったよ。三年目からは急激に近付いていてね、仕事に手が付かなくなって色んな人から避けられたよ。突然叫び出したりもしちゃったからね。
そこで僕はこの女の人は一年毎に近付いてくるって確信したんだ。
四年目に突入したら、流石に仕事が出来なくなった。めちゃくちゃ近くなるし、幻覚も見るようになる。急に地面がぐにゃぐにゃになるとかね。
除霊したけど本物なんて見つけられなかった。
僕は辞表を出して、実家に引きこもったよ。引きこもれば女の人から少しでも目を避けられたんだよ。」
「...でも、次の一年が....」
「うん。あれは今でも思い出すと発狂したくなるね。あれは今までと比にならないくらいのものだった。彼女は何回も「怖い?」って聞いてきた。僕は発狂しながらもその問いに答えなかった。
そろそろ自殺して楽になろうかなって思った頃合だった、女の人が姿を消したんだ!あれほど嬉しいことは無かったなぁ〜。
その後に知ったっていうか気が付いたんだけど、あの事件を捜査した僕を含めた捜査班は僕以外亡くなったんだ。」
「....女の人のせいで?」
「うん。捜査班の殆どは自殺だったけど時期もバラバラだった。だけど、その中には最初亡くなった二人の警官と同じ死に方だった人もいた。



