月璃の自殺は既にメディアに取り上げられているとは思っていたが、ラジオでも放送してるとは思わなかった。
「お、俺は聞いた話だと死ぬらしいんですけど...本当に助かる方法知ってるんですね!?教えて下さいよ!」
長富はここぞとばかりに食い付いた。それに対して闇住人は至って冷静で、優しく微笑みかけた。
「....焦る気持ちは分かるけどねぇ〜。もう少し落ち着こう。まぁ、教える為に来たんだからいいけど...
あの女の人から逃れる方法は....ただ我慢するんだよ?」
「へ?」
長富の口からそんな言葉が漏れた。
俺は声にすら出せず、呆然としていた。
「ただ我慢するんだ。女の人は時間が進んでくると近付いてくるんだ。女の人の問いに答えず、ずっと辛抱強く待てばいい。彼女の方から消えてくれるから。」
俺は自分の努力、苦悩、心が崩れ落ちる音が聞こえた。
闇住人の答えは和一先生と同じ、つまり答えはすぐ側にあった。
俺は本当に無力で情けなく感じ、目を点にして黒いコーヒーを眺めていた。
「....すいませんが、あなたが何故女の人の事を知っているのか説明してもらってないです。どんな体験をされて、女の人についてどれ程知ってるか教えて下さい。」



