「喉の音がうるさいんだよ。コーヒーでなおかつ、カフェとか喫茶店は静かに飲むのは当然だろ?」
「う、うるさいなぁ!あんたの考え押し付けないでよ!私は、そんなこと考えないで普通に飲みたいの!!」
吉永は両手を机に力強く押し、その勢いで立って見せた。当然その音と行動に客と店員の目線は一気に集まり、吉永は顔を真っ赤にしながら、「すいません....」っと加奈を連想させるモジモジしながら座った。
そんな様子を見ている青山はニヤニヤとして高みの見物だった。
「お、おいお前ら。これから大事な話をするってのに、なんだその緊張感のなさ。」
「いやいや悪いな。大事な客人招くのに、こんなコーヒーをグビグビ飲む音を聞かれると思うと恥ずかしくってな。」
「なっ!!...」
吉永はまた勢いで立ち上がりそうになったが、ギリギリで耐えた。
案外この二人、似合っているのかもしれない。
「....そ、そんなことより西条。闇住人はまだ来ないのか?集合時間は過ぎてるぞ?」
確かに時間は過ぎてはいるが、たかだか十分だ。そこまで心配する必要があるかと思うが、闇住人は一応信じて入るが、あくまでネット住民だ。
騙されたかと不安に思えていた。



