恐怖の渦の中


青山は笑いながらそんな事を言う。俺は青山と話すことで徐々に肩の力がほぐれ、気持ち悪さが治っていくことを感じた。


「まぁそんなことより、早くパソコン開いて連絡しろよ。一分一秒でも早くした方がいいだろ?月璃が自殺してしまった影響で、呪いの時間が早まるかもしれないからな。」


「あぁ。分かったよ。」


俺はすぐにパソコンを開いて、持ってきたポケットWiFiでインターネットを開く。俺はサイトを開いている時に、ある事にふと疑問を持ち、青山に聞いてみることにした。


「なぁ青山、お前は何でここまで一生懸命に事件解決するんだ?」


「あ?なんだよ急に」


「お前は結構自分勝手かと思ってた。だから、お前が力を貸すのは"呪い対象にいずれなるから、その前に解除したい"っていう理由だと思ってた。
だが、お前と関わってきてそれじゃないと確信したんだ。かと言って、お前が正義の味方気取りをするやつじゃないのは分かってる。

だから...何でお前は....」


俺がパソコン操作しながら聞くと、青山は頭の後ろをかじった。それはイライラしている訳ではなく、単に恥ずかしがってると感じた。


「...誰にも言うなよ?」


俺はコクリと頭を振ると、青山はため息を吐いて遠くの空を眺めた。