「褒め言葉として貰っておきます。さぁ、早く話してくださいよ。」
「....栄治君にはね、前にある質問をしたんだ。君たちも知っている女の人のね。彼は知らないの一点張りだったが、途中の動揺っぷりで俺は確信していた。
あの女の人の対象者は...この学校にいると....」
「先生は何で女の人のことを知っていたんですか?それに....確信していたなら何でそれを言ってくれなかったんですか?
....それじゃあ俺が....馬鹿みたいじゃないか!」
自分だけ納得する形で終わっていた和一先生に怒りを覚える。その事を教えてくれさえすれば、何か分かることもあったはずなのに....
「あなたは千恵を見殺しにしたのと同じだッ!確信していたにも関わらず手を差し伸べなかった!なんで...なんで隠してたんですか!?」
俺は和一先生に飛びかかる感情を必死に抑え、頭がパンクしそうな感じを得た。
和一先生は申し訳そうな顔を浮かべ、俺から視線を外した。
「....関わったことがあるなら分かるだろ?これは現実的なことじゃない。そんな事をペラペラ喋れるものじゃない。だが、俺は君には言わなかったが笹井さんには伝えた。女の人に勝つ方法を...」
闇住人のメールにもあった対策法、それが一番最初に頭に浮かび、心臓が飛び跳ねた。



