「西条が嫌がって、「痛い」と言っても問答無用で連れてく姿、全て動画で撮りました。これを教育委員会やSNSで上げたら...分かりますよね?」
和一先生は顔を真っ青にして、さっきとは違う汗が額から溢れてきた。
まさか、あの一瞬で動画を撮っていたとは....流石は退学者製造機と言ったところか。
和一先生は足を震わせながら立ち上がった。
「俺を脅すつもりか....何が望みなんだね、青山潤平君?」
「もう名前を覚えてもらってるなんて、嬉しいなぁ〜。なぁ西条、大事な話って俺らがいなけりゃあいけない話だよな?違うか?」
青山はヘラヘラしながらそんな事を聞いてくる。喋った内容と喋り方、何故か全て見透かされているようにも感じた。
「あぁ、その通りだよ。
先生、続き話してもらいませんか?今から話す内容は想像つきますし、それはもう俺だけの問題じゃあないんです。
きっと話してくれれば、この動画も消してくれるでしょう。」
和一先生は歯を食いしばりながら拳を作っていた。だが、青白い顔は直っていなく、覇気が感じられなかった。
和一先生は拳を引き、ゆっくりと腰を下ろすとそのまま話し始めた。
「全く、教師を脅すなんて末永く恐ろしいよ。警官の血を引いているだけはあるね。証拠取りが素早いね。」



