恐怖の渦の中


メールを送信するとすぐに既読マークが着いた。確信を持っているとはいえ、ドキドキしていた。本当に推測があっているのか少し不安だったからだ。

数分後にメールは届いた。


『質問を聞いていましたかね?....まぁいいです。最後に二つ質問です。
被害者の方は亡くなる直前はどのような様子でした?
そして女の人は被害者の方に何を求めていたと思いますか?実際に被害者の方と話のなら分かりますよね?』


最初の一文で俺は冷汗が溢れ出た。だが、心の中で「これも引っ掛けだ」と自分に言い聞かせた。


「こ、これっておかしくないですか!?もし本物で、被害者の人とそんな話を出来なかったらどうするんですか!?」


黙って説明を聞いていた加奈が、ここぞとばかりに引っかかった。だが、それについての答えは既に出ていた。


「もし聞けなかったら次の被害者に聞けばいい。これは負の連鎖、断ち切り方が分からないといつまで経っても続くし、被害者は増える。本物なら聞き出せってことだろう。
だが...その答え、俺は知ってる。」


俺は素早くキーボードに手を触れた。打ちながらも、間違えてしまうのは怖かったが、実際時間が無いのも確かだった。あまり考えず、ありのまま打って送信した。