「つ、"潰れた脳"?脳は見つかってないんじゃないの....?わ、私達とは違う死に方...こ、これは....この件とは関係ない人....?」
「いや!....この人は関係あるし、俺達と同じ目にあった人だ。」
そう思うには確かな理由があり、俺にはそれ以外は考えられなかった。
加奈は俺の発言に戸惑い、根拠を知りたがっているのは顔を見てすぐ分かった。
加奈が俺に尋ねる前に、俺はパソコン画面を覗きながら説明した。
「この人の記事、"脳を狙った"ということだけ書いてあった。"潰れた脳"とは書いてない。もし遊び半分、からかいがしたい人はこのメールに単純に答えるだろう。」
「ど、どうして....どうしてそんな言い切れるんです...か?」
「記事に書いてない新情報。何も知らないからこそ、それを鵜呑みにしやすいんだ。それに最後の"実際に見た人しか分からない"は俺達みたいな真剣に聞いている人へのメッセージだ。
言わば、これは本物と偽物の区別をつける、選別だ!」
俺は勢いに任せ、すぐに闇住人にメールを送った。この引っ掛け、この闇住人は本気で負の連鎖を断ち切ろうとする志が感じられた。
『すみませんが、私の目に映ったのは"潰れた脳"など映っていません。頭はパックリと割れ、血吹雪が凄くて実際には見えませんでしたが、情報によれば脳は消えていたそうです。』



