奥にある白い長椅子に吉永を座らせ、知っている事を全て話した。
吉永は最初は信じられなく、苦笑いが目立っていたが、後半になってくると表情は真剣になっていた。
「....なるほどね。理沙と千恵はその女の人に殺されたのね...」
「あぁ。"殺した"ってよりか"呪い殺した"って方があってるかもしれない。そもそも、その女の人についても何も知らないんだよな俺ら...」
「仕方が無いんじゃないかな?理沙は見知らない人の死を見たってだけで巻き込まれた。私達にとっては女の人は別世界にいるようなもの。本当に...それだけの理由だけで....」
吉永は目に涙を浮かべた。寒い風が吉永を扇ぎ、髪と一緒に涙も揺らして目がキラキラと光って見えた。
「...んで?吉永はどうしたいんだ?女の人の....呪いを....」
「そんなの止めるに決まってるでしょ?だけど、ただ止めるんじゃなくてこの世から無くしたいかな?異常者に利用されるのを防ぐのもあるし、これ以上死者を出すのを防ぐ為でもある。
だけど、私は理沙の為に動く。理沙の為に呪いも無くすし、もしその女の人がまだ生きてるなら.....」
吉永は気まずいような顔をした。吉永が言葉を引っ掛けた所は大体察しがつく。



