...だから、私は理沙を殺した、死に追いやった人を絶対に許さない。
...だけど、私が納得する、理沙が納得しそうな事があれば...許す訳では無いけど...ね?」
「...じゃあ...納得できなかったら?」
「それは....分からない。私は...何をするか、自分でも想像出来ないんだ...」
吉永は冷たく言い放った。いつも明るいイメージが強かったので、その分の威圧に俺たちは圧倒されていた。
「だけど、しつこいようだけど、まず知ることが大切だと思ってる。
だから...」
吉永は掛け布団を勢いよくめくり、病室ベットの上で正座をしながらこちらを見つめてきた。
「お願い西条!私に....事件の事を知ってたら教えて!私に力を貸して下さい!!
お願い...」
そう言うと吉永はベットに頭を擦りつけ、土下座をしてきた。
自分が今まで生きていて初めて真剣に土下座されたことに俺は戸惑った。しかも相手が女子で、プライドが高そうなやつだからこそ余計に焦った。
「お、おい。何やってんだよ?頭上げろって」
俺が声をかけて、肩に手を当てて起こそうとしたが、吉永は逆に頭をさらに布団にめり込ませた。
「おいおい兄ちゃん。そんな可愛い子を土下座させるんじゃないよ。」



