「その後に理沙と千恵が死んじゃった事を聞かされた。私は驚いたよ、理沙とはいつも一緒にいたけど、最後の最後に一緒に居られなかった。だからお陰で実感も湧かないし、ドッキリとしか思えなかった。死因も"突然頭から血が出て来て"とか意味不明だし...
それに千恵も....だけど、私はあることに気づいたんだ。」
「ある...ことだと?」
「私は気を失うまでの事を良く覚えてるよ。忘れちゃうわけないけどね...
理沙がおかしくなった時間と千恵が死んじゃったのが日も時間も丁度一週間だってことにね。」
吉永は気を失っていたのにそこまで理解していた。吉永なりに今回の事を知ろうという意志は伝わっていた。
「それに二人とも死因は一緒。だけど、二人とも誰に殺されて、どういう原理で死んだか分かってない。奇妙でしょ?
それにこのタイミングで不思議な顔合わせ、何か理由がないと納得いかなくなってるんだ。本当に何も知らないなら恥ずかしいけどさ...
ねぇ?二人は何か知らないの?何か別の目的で来たんじゃないの?」
吉永は小さい希望にすがるように尋ねてくる。本来、ここで笑い半分で「何言ってんだよ。本当に心配してきただけだって」っと言ってこのまま病室を出ていけば、自然で怪しまれる事なくこの場を去れた。



