女の人による殺人は現実的なものじゃない、呪いや怨念の類だ。なら、どこかに似たような死に方をしてる女性で一番古い事件を見つければ、それが原点だ。勝負すんのはまだ早いんだよ。冷静になって考えろ。」
「冷静になって考えるのはお前の方だ。理沙と千恵の流れだと、またクラスの誰かが苦しんでいる可能性ある。それに期限は一週間が一番可能性が高いけど、そうとも限らない。それに、条件は分からないけど俺らだってその対象者の資格があるかもしれない。いつ、自分が襲われるか分かんねぇんだ。明らかに時間は押している。
それにファイルだってあの量だ。その中から一つの事件を見つけ出すなんて、その中を整理したやつにだって簡単じゃねぇのは分かるはずだ。」
青山は聞こえるほどの歯ぎしりをして見せる。俺の言っていることにも納得はしている様子でもあった。
「それに全部を全部晒すわけじゃない。断片的だったりキーワードだけでも知ってるなら理解出来るはずだ。」
「ちっ...勝手にしろ。」
青山は俺から手を話すと、背を向けて俯いていた。青山の反応を見ると罪悪感があったが、仕方が無いと自分に言い聞かせる。
すると、青山は頬を思いっきり叩くと、振り返ってさっさとパソコンを片付け始めた。



