結構太めの声で敦が不貞腐れた顔で読んできた。
「なんだよ?」
「お前親友が落ち込んでんのに良くもまぁ目の前でイチャイチャ出来るな。授業中にコソコソコソコソ楽しそうに話をしてるじゃねえか。俺は不愉快でしか無かったぞ?」
「イチャイチャ何かしてねぇよ。ただ普通に話してただけだ。」
「どうだかね...そういう関係は隠したくなるのは仕方がないんだが、俺見たく親友にはちゃんと話そうぜ?」
「お前が考えている関係にはなってねぇし、お前がオープン過ぎるんだよ。
おい、唐揚げ勝手にとんなよ。」
敦は俺が楽しみにしていた大きめの唐揚げを口に放り込むと、口を一杯にしながら箸で俺を指した。
何か態度が評論家みたいだったので単純にムカついた。
「いいか?あんなの傍から見たら「俺達の関係は秘密だけど出来るだけコソコソしていたい」感が半端ねぇんだよ。自分からみんなに関係バラしてんの。」
「だ〜か〜ら〜普通に話をしてただけなんだよ。分からない問題があったらしいから声掛けられただけだし。」
「あれ?あいつまぁまぁ頭良くなかったっけ?何で自分より頭の悪い奴に聞くんだ?」
「知らねぇよ。そんなの本人に聞いてくれ。話しやすいって思ったんじゃねぇの?」



