「なるほどな....その女のせいで矢野と笹井は死んだと....」
「あぁ。俺もつい最近までは信じられない部分があったが、千恵が俺に襲いかかって来た時に確信したよ。」
青山はまたカバンに手をやると、また別のUSBを持ち出して俺に差し出した。
「これがお前に渡すUSBだ。記事を写真で収めている。お前がこっちのUSBをやたらめったら使ったら、親父の履歴が大変な事になるんだ。こんな貴重な情報は慎重に確実にしていきたいからな。」
今更青山を疑う気はなく、俺はその青いUSBを有難く受け取った。
「んで?あの女の人に関して分かってることは、幻覚を見せたりして精神的に追い詰める、そして殺すってことか。」
「それ以外有力な情報は無いんだ。ネットで検索してもまるで出てこない。似てるようなやつはあるが、微妙に外れてる。」
「ピッタリ合ってる情報なんてそんな多いことは無い。非現実的な程、ズレは大きい。だからズレているといっても、それが全て嘘の情報とは限らない。そういうところを見極め、重要な手掛かりに繋がる事例は少なくない。」
「....そこまで頭が回って情報もあるのになんでわざわざ俺と...俺から話を聞けたなら、何も出来ない俺と組む必要ないだろ?」



