青山の少し気に障る発言をすると、カバンをゴソゴソと漁った。白いケースを取り出し中から黒いUSBを俺に見せてきた。
「この中に矢野と笹井の警察が保存した事件記録が入ってる。これをやるからその代わりにお前の知ってること全部教えろ。」
「は?どこでそんなもの....それに本当にそうなのかも分からねぇだろ。」
「...親父が警察官ってだけで分かると思ったんだがな、親父のパソコンから色々と見れるんだ。」
青山は鞄からノートパソコンを取り出し、膝の上に乗っけると、慣れた手つきで操作し始めた。
「親父さんはそれを許してんのか?流石にそれは....」
「あぁ、許してもらってない。言わなかったか?"親父は優しいんだ"。パソコンを貸して欲しいって言えば貸してくれる。重要ファイルはパスワードをかけているから安心って思ってんだろうが、そんなのとうの昔に解いちまったよ。」
「じゃあ....そのパソコンは?」
「俺のだ。当然親父にも内緒でな。」
青山は言い終わるのと同時に取り出してあるUSBをパソコンに接続させ、こちらに画面を向けた。
普通のパソコン画面だったのが、次々と勝手にファイルが展開されていき、ログイン画面が自動的に入力された。



