クール姫の秘密





そんなこんなで真奈とのお泊まりが終わった次の日、事件は起きた











「ひっく、」

「葵、佳奈のこといじめたってほんとか?」


「…は?」




────────

ことの発端はつい10分前




「葵、いる?」


と、真奈とお昼ご飯を食べてる時急に呼ばれた

教室のドアのとこにいんのは自然消滅しかけの彼氏である茜

つーか彼氏なんかな


一応クールキャラでいたんで、無言で茜に近寄る


「ちょっときて」

と言われついて行くと、着いたのは結構離れた空き教室



……茜といんのに全くドキドキしーひん



そんなこと思いながら入ったら、中にいたのは泣いてる速野




────────



んで今にあたる


つーかこいつ佳奈っつーのな





「ひっく、ふっ、うぅ」


うーんと、とりあえず
「初めまして?」

「っ、え?」

え?じゃねーよ、お前初対面やろ


「とぼけてんじゃねえよ!
いじめてたなら会ってんだろ!」



ああ、
「別にいじめてませんが?」

敬語のあたしに少し驚いている目の前の男



………




「っ、うそつくなんてひどいっ!」

「嘘ついているのはあなたですよね?」


「っ、お前佳奈のこと疑ってんのかよ!」


そう言って殴りかかってきたこいつ



パシッ

「…こんなに弱い拳で女子を殴ろうとするなんて、紳士としてあるまじき行為ですね」


こいつ…



「…速野さん、少しでてってくれません?」

「っえ?」

「…は?」


「…はやくでてってくれませんか」

低い声で言うと、

「ひっ、」

と言って出ていった速野

「っ!お前やっぱり佳奈のこと!!」





















「あんた誰」





















「っ、は?」


「だーかーら、誰だっつってんの」


日本語通じねえのかこいつ


「お、俺は真田茜だけど。知ってんだろ」

「違いますよね?








真田圭ケイさん?」




「っ!!?」