自分で考える。、?





何を。。



久しぶりに開けた封筒。
瑠佳の言葉はまた私を困惑させた







トントントン。。



階段を降りる
翠がキッチンからこちらに視線を向けたが気にせず廊下に出た




トントン。。。




この家のもう一つの階段を登る




隠された私の部屋へとつながる階段とは別の極々一般的な普通の階段




瑠佳の部屋へとつながるそれを登りきり引き出しを開けた


なにか
ヒントが欲しかった


頭のいい私にもなかなか解けない
終わらない
瑠佳の残した課題。


今までもらったものの中で一番難しい。

ヒント。
ひんと。
hinto...

瑠佳の机は整頓されていた
それはクローゼットも私ほどは冊数がないがたくさん書籍が並んだ本棚も

でもどこを探しても私の探すものはなかった。


ふう。。


息を吐いた
疲れた。



彼のベットに倒れ込む
硬めのマットレス
低反発の枕
転がって天井を見上げた
私の部屋より天井が高い
上の方でシーリングファンがくるくると回ってる



私の部屋とは違う開放感がある白い部屋。
双子でも好みはやっぱり違うみたい。




壁には瑠佳と私の写真が散りばめられていた。