次の日渡されたテスト結果はいつも通りだった

合計点は900点

覗き込んだ笑心は苦笑いをした



それからは変わりなく一月が経った
今日は黒い制服に身を包む
肩まで伸びた髪は1つにくくってもらった



「気をつけてね。」



肩を叩かれる
「大丈夫だよー。
東良もいるし!」




「璃香の大丈夫は信じてない。」




「えー、ひどいなー。」




「行ってきます。」




校門で翡翠と別れる
男子校舎と女子校舎の真ん中で黒い男が立っていた



「おはよう。」



男はこっちを見た
「おはよ。」



軽く打ち合わせをする
時間割や校舎の地図
そしてそれぞれ副会長が補佐するってこと



「またね。」



笑心が泣きそうな顔でこちらを見ている

「何かあったら呼べ。」

佐々瀬がそう言った。

「東良がいるから大丈夫よ。」






「まあ、
覚えとけ。」






??
よくわからなかった
それぞれ校舎へ入った