久しぶりに見る笑心の怒った顔
赤くなった顔















「いつもそう。
何も言ってくれない。






悲しいことがあった時も
嬉しいことがあった時も
楽しいことがあった時でさえ
何も言われなかった



















休学のことだって
相談して欲しかった。







それに…
瑠佳くんのことだって…。





なんで?!
私頼りない?」



両腕を掴まれる
彼女の手は熱かった



「ごめん。
笑心………」



笑心の目に溜まった涙は限界を迎え溢れた

「謝って欲しいんじゃない。
相談して欲しいの………。
1人にならないで」











彼女に歩み寄り優しく抱きしめた

「分かった。
そうする。」


















ー屋上の端で体育座りをした。