「とにかく、勝ちは勝ちよ!私の勝ち!ちなみに私は国語学年1位だったりしたけどね」


ふふっ、と鼻高々と勝ち誇った笑みを浮かべる。

7位ってとっても良い順位じゃん!

だれ?7位に意味はないなんて言った人は!!


「…はいはい。まぁでも見直した。勝負のためにちゃんと勉強したんだな。もっと冷めてる軽い奴かと思ってたけど」



不意に、ふっととても優しく笑った。

2週間前、呼び出した時に向けてた冷めた目じゃなくて、温かくて、優しい瞳。



思わずドキッとしてしまうような。